ニュース等で散々流れているので今さら俺が語るまでもないが
ガソリンに掛けられていた揮発油税の暫定税率が3月31日で期限切れを迎えた。
んでもって今日からガソリン価格は1リットル当たり約25円下がるらしい。
今日ちょっと車で出掛けたけど、値段を表示してないガソリンスタンドばかりだった。
きっとまだ客とか競合他店の動向をうかがっているのだろう。
そんな中、消防署がこんな心配をしているらしい。
「今のうちにガソリンを買い溜めしておこうと考えた人が不適切な保管・取り扱いで火災事故を起こすのではないか?」
言われてみればそうだ。こーゆーことに頭が回る人って尊敬するw
きっと商売をやってもうまいことやるんだろう。
で、一応危険物取扱乙四所持者としてガソリンについてちょいと書いてみるのも一興かなと。
手元の資料によるとガソリンってのーは
引火点 -43℃以下
沸点 40~220℃
発火点 約300℃
比重 0.66~0.75
融点 不明
燃焼範囲 1.4~7.6%
蒸気比重 3~4
発熱量 10000~12000cal/kg
無色、特有の臭気を有する揮発性の液体で水には溶けない。
特性をざっと並べるとこんな感じ。
これだけでは意味不明なのでちょっと解説。
間違ってたらすみません(ぁ
「引火点と発火点の違いって何じゃい?」
とお思いの方がいるかもしれないが、簡単に言うと
引火点=ガソリンが-43℃でも点火源があれば着火しますよ
発火点=点火源が無くてもガソリンは300℃で自然着火しますよ
ガソリンや灯油などの「引火性液体」と呼ばれるものは
液体自体が燃えるのではなく、発生した蒸気と空気の混合物が燃えるものなので
さっきの引火点を言い換えれば、
「ガソリンってのは-43℃でも引火性の蒸気が出てる」ってことですなw
やる気満々ですねw
燃焼範囲ってのはガソリンの蒸気が空気に対して最低1.4%だけ混ざってる時にすら火種さえあれば着火の可能性があるってこと。
逆に7.6%より濃いいと燃えない。
で、蒸気比重の3~4。これは空気の3~4倍重いってことなのでガソリンの蒸気は地を這うように流れてくるという意味。
ここからありうるフィクション。
- 買い溜めして玄関に置いてあるガソリンの容器から何らかの形で蒸気が漏れ、部屋の床に燃焼範囲の蒸気が充満。
- 「今日はちょっと肌寒いな・・・ファンヒーターでもつけるか」
- スイッチオン。カチカチカチ・・・
- 以下略。
ちなみに
灯油用のポリタンクにガソリン入れちゃいけませんので、そこんとこよろしく。
ガソリンスタンドでも多分売ってくれないけどw
どうしても買い溜めしたいという方はホームセンターなどで
ガソリン用の携行缶をお求めなすってくだせぇ。
この携行缶。4000円前後が主流ってとこか?
4000円あればガソリン1回給油できるな(ぁ
そんなわけで俺は爆発のリスクをしょってまでガソリンを買い溜めはしたくねーなーw
灯油すら買わないのにw
あ、一応。
この記事を読んで取り扱いをしたのに火災・爆発が起きた。というクレームが来ても、当ブログは一切の責任を負いませんので悪しからず。
でわでわ。
ドリフみたいな爆発がそこら中で起こらないことを祈りつつ( ゚∀゚)ノシ
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