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2019年9月 7日 (土)

【初音ミク】アイン・シュタイン・タンジェント【磯Pオリジナル】

2年ぶりに新曲を投稿しました。

ニコニコ動画

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小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」の挑戦にとても感銘を受けまして。
無事に帰ってこれますように祈りをこめて作りました。

その存在を知ったのは、2010年6月13日。初代はやぶさが地球に帰還、小惑星イトカワから採取した砂が入ったカプセルを地球に投下し、自身も大気圏に再突入して燃え尽きるという壮絶な映像を見た時でした。

後日検索してみると、その旅路は困難だらけの険しいものだったらしく、ようやくたどり着いた地球の姿を、最後の仕事として写した写真を見た時には思わず号泣してしまいましたし、実は今でも見ると泣いてしまいます。

その意志を引き継いだ2代目はやぶさは、小惑星リュウグウを現在進行系で調査しているとのこと。こちらは打って変わって、大きなトラブルも無く、表面の石だけでなく、人工的にクレーターを掘った後、内部のフレッシュな石まで採取するという離れ業まで成功させたみたいですね。

技術の進歩もさることながら、きっと膨大な数のシミュレーションや反省を繰り返し、何も起こらないように、また何が起きても対処できるようにチームの皆様が力を合わせているのでしょう。

その旅路が最後まで順調であることを願って、今回の曲は自分史上最高に明るい曲調で作りました。

シンセサウンドを多用して、4つ打ちを基調としたテクノポップ?な感じに仕上げたつもりです。
ミクさんの声もいつもはかっこいい系の声を使うのですが、標準の可愛らしい系の声をメインにケロケロエフェクトをかけてみたり。
いつもは無理やりロックを歌わせてますので、たまにがなったりしてます。

作り慣れない曲調だったので、どうして良いか行き詰まった挙げ句、結局カッティングギターはおろか、ギターソロまで入れてしまいましたが、それは病気みたいなものなので大目に見てください。

逆に歌詞がすんなり出てくれたことは助かりました。どういう言い回しがベストか迷うくらいに候補があったくらいです。
いつもこうだといいんですけどね。
探査機つながりで「あかつき」とか、はやぶさのさらに先代の「はるか」とかも散りばめたり、ダジャレもねじこめたので大満足です。
タイトルには「アインシュタイン」という文字が入っていて、歌詞にも「アルベルト」とか「相対性理論」とか出てきて、かの有名な博士を連想してしまいますが、ドイツ語で「アイン=ひとつ」「シュタイン=石」→ ひとつの石。
そう、すべては石を持ち帰るというはやぶさの目的に繋がるのです!
タンジェントは姿勢の制御とかで使ってるんじゃない?しらんけど!

ミックスには最新の注意をはらいました。といっても基本を守っただけですが...
車のスピーカー、スマートフォンのスピーカー、イヤホン、ヘッドホン等々、どれで聴いても破綻しないように。
いつもより高めのミクさんなので高周波に気をくばりつつ、もはや衰えた我が耳には聴こえない部分も手探り目探りで調整しました。
耳に刺さるような聞き苦しい音だと、曲にこめた思いさえ不快になってしまうので。
この辺はどうだったか皆様のご意見を聞きたいところ...

今回はイラストも自分で描くという暴挙に出たのですが、普段お絵かきをしているわけではないので、本業で使い慣れてるCADを使って描きました。探査機に扮したミクさんを描いてみたわけですが、「かわいい」とされるパーツ位置を計算して配置したつもりではあります。
正直曲より、イラストの方が公開時に緊張感がありました(笑)
先程の「最後の仕事として写した写真」をデザインに入れてみたのですが、気づいてもらえたであろう動画コメントをいただけて嬉しかったです。画面中央やや下の、データ送信が途切れている部分もこだわりポイントです。

長々と書いてしまいましたが、たまにはこんなのも...
ご視聴ご拝読ありがとうございました!

歌詞はこちらに→http://iso-iso.cocolog-nifty.com/blog/vocaloid17.html

JAXAはやぶさ2プロジェクト→http://www.hayabusa2.jaxa.jp/

初音ミク V4X バンドル
 CRYPTON ( クリプトン ) / 初音ミク V4X バンドル

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コメント

聴きましたよ。今も聴きながら書いています。
久々新曲キター!と、ダッシュで聴きに行ったら、シンセサウンドが流れ出してびっくり。
けれど、程なく左からいい感じのコンプレッションが効いた単音主体のカッティングギター。
ギターのカッティング、とてもよいと思いました。
サビの右は、左とセッティング/PUが違うのかな、左よりクランチーで硬質なタッチに聴こえる。
刻む間を橋渡しするように複弦のスライドフレーズやハイフレットでトップノートを動かしたり、基本のリズムが均一なビートを打つ中で、曲の躍動感を,サビの歌詞に呼応した希望に溢れる高揚感を作っているのは、間違いなくこのギター達。
厳密な数値とシミュレーションの積み重ねの果てに運用されているであろうはやぶさのプロジェクトにあって、初代で起きた予測を超えた困難な局面を乗り越えたのは、現実を冷静に受け止め評価・判断を下し続ける徹底した科学的姿勢と、諦めず可能性を模索するヒトの意思から生み出される推進力と自らの推進力を信じる強いココロの両輪、あるいは「科学的な情熱」とでも言うべきものがあったからこそではないかと思っています。順調にミッションをこなしてゆく今回のプロジェクトも、初代と変わらずこの2つの姿勢とココロで前へ前へと動いているのでしょう。
今回のシンセサイザー志向のオケ編成にひとつだけ人の手で奏でられるギターを用いるやり方は、先の「科学的な情熱」をなぞらえたもののようにも思えて、良い選択だったのではないかと思います。
歌詞もとてもよくて、はやぶさにまつわるエレメントが沢山散りばめられて詞として意味を成すように配慮もあって、こういう細かいところまで考えてあるのも、磯さんらしいなあと。
動画の背景デザインも、初代が最後に撮った画像をもとにLVメーターに置き換えてあることに気づいて、はやぶさへの愛を感じました。CADで描いたというミクさんも、とてもかわいいです。
希望に満ちた詞を素直に歌い上げるミクの声は、これもきっと細かく気配って調整されたんでしょうね、この文章を書きながら音だけでずっとリピートしてますが、言葉がすっと入ってきます。
この曲に込められたものは、困難を乗り越え我々の元に帰ってきてくれた初代はやぶさへの溢れるリスペクトと今宇宙にいるはやぶさ2へのエールであるとともに、今を生きるすべての人へのエールでもあるのかなとも思います。
素敵な曲ができましたねえ。

投稿: サバンナスカーフオオシャンロン | 2019年9月 8日 (日) 12時16分

サバンナスカーフオオシャンロンさま

いつもご視聴ありがとうございます!
普段ギターロックばかりの男が、突然のシンセサウンド。
これはVan Halenの新譜「1984」キター! からの「JUMP」のシンセサウンドと同じ現象と言っても過言ではないですね。(過言)
そんな戯言はさておき、本当にいつも細かいところまで聴いて下さり。作曲者冥利に尽きると言うものです。

左に位置するギターは基本的にストラトのセンター+リアのハーフトーンのクリーンサウンドですね。
ほとんど歪ませないセッティングは自分にしては珍しいことでして、単音カッティングのところなど、ごまかしが効かない分、録音に最も苦労したパートです。

おっしゃる通り、右のギターはいつものようなクランチで、これはセンターピックアップのみ使用してます。
2本が同時に鳴っている時は、基本的にまったく同じフレーズを弾き、左右の広がりとフレーズの隙間を埋めることに徹しました。

途中段階では「たまには全部シンセの打ち込みでもいいかー」などと思ったりもしていましたが、
この曲が空前絶後の超絶人気曲になって、僕も各地のライブにひっぱりだこ、
その時ギターパート無けりゃ、僕ぁ首からギター下げて6分間ステージで手拍子してるのかな?と妄想したら、弾かずにはいられませんでした。
そしてそれは杞憂でした。

歌詞は言いたいことを過不足無く言え、
それを伝えるミクさんの声もうまく調声できたかなと、手前味噌ながら思っております。
聴いていただいた方からそう言ってもらえると、やり方は間違いではなかったんだなと、安心しますね。

イラストにも初挑戦してみましたが、感覚としては作詞に似ていました。
この要素を放り込んだら誰か気づいてくれるかな?みたいな感じで。
そして気づいてもらえた時は嬉しかったです。
きっとしゃんろんさんなら気づいてくれるだろうという確信もありましたが!

はやぶさシリーズ、そして今を生きる人達へのエールとなれてたら光栄です(笑)
たまには明るい曲も良いものですね。自分でも元気が出ます。

ではでは

投稿: 磯 | 2019年9月 9日 (月) 23時09分

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