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2008年6月 9日 (月)

2008年6月 9日 (月)

マキシマムザホルモン

某氏に紹介されて以来、多いにハマっているバンドである。

ダイスケはん   (キャーキャーうるさい方)
マキシマムザ亮君   (歌と6弦と弟)
上ちゃん   (4弦)
ナヲ   (ドラムと女声と姉)

の四人組のバンドなのだがそうとは思えないくらい多彩な色の楽曲。それでいて聴けば一発でわかる強烈な個性。
担当パートの表記からしてひねくれている天才-マキシマムザ亮君-がほぼすべての楽曲の作詞作曲を担当している。

まず、ただ聴くだけでも楽しい。
テンポの早くノリのいい曲が多いので勢いをつけたいときのBGMとして流していける。
説明を聞いていなければ洋楽のパンク系ミクスチャーバンドと勘違いするだろう。
で、歌詞が日本語だと理解して驚く。
さらにその英語のように聴こえる歌詞に日本語としての意味まで通っていて、時には強烈なメッセージまで込められているのだから参った。
よくもまぁ日本語というものをここまで音符に乗せられるものだ。

作詞作曲したことある人ならわかると思うが、
大きな意味で「ロック」と呼ばれる舶来の音楽には日本語の歌詞は乗り辛い・・・と一昔前までは言われてきた。
例えば英語なら
Feel so  bad
♪  ♪  ♪

とひとつの音符に対して、ふたつ以上の発音が乗ることが多いのだが、

日本語だと基本的に
き  も  ち わ る  い
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

のようにひとつの音符に対してひとつの発音。同じ意味を伝えるのに倍の音符が必要になったりする。

マキシマムザ亮君的に作詞するとすれば
英語の響きを残したまま
ふえる そ ば
 ♪  ♪ ♪

といった感じにして食い物関係の歌の一節にするんだろう・・・多分w
とまぁセンスもへったくれもない解説だが、とにかく日本語をそのように使っている。
英語詞で歌う日本人バンドは数あれど
「最初から英語詞で歌う」よりも「英語っぽいけど実は日本語」の方がすごくないっすか?w

で、とりあえず全員が歌える。
普通(?)のパートはマキシマムザ亮君が歌う。
「ギターボーカル」という立場から逸脱しているくらいいっぱい歌っているw
多分本人は「ギターボーカル」などと思ってはいないだろうし、言ってしまった日には「そんな言葉でくくるな!この野郎!」と言われるに違いないw
そこにダイスケはんのラップだの、デス声だの、キャーキャーうるさい声だのも絡んでくる。
それだけでもかなりのインパクトなのだが、極めつけはナヲの女声で、ヘビーな曲の中で意外性と共にスコーンと抜けてきてダメ押し。
上ちゃんの声は顔に似合わず可愛かったりするしw
さらにそれぞれが楽曲に合わせて声質を変えて歌うので、アルバムを通して聴いても飽きる要素がない。

演奏面としてはドラムとベースのリズムの安定っぷりが鉄壁だ。
明らかにレッチリの影響を受けている上ちゃんのベースもスラップが大好きな俺の心を鷲掴むw

ギター弾き目線でギターを聴いてみるとリフの使い方がうまいなーと。
※リフ=曲中に繰り返し弾かれる印象的なフレーズの意。
前述した声質と同じように、ギターの音色を変えてみたり、リフのフレーズを発展させたり減らしてみたりと、
曲のモチーフを植え付けながらも単調にならないようにしている。
それらは作曲の王道だが、リフの「使いまわし&節約」の部分も含め実に巧いw

ギター弾きが陥りがちな
「小難しいこと(意味のない早弾きとか)にチャレンジしてやろう」というエゴイズムは皆無だし、
ギターソロなんかも無い曲の方が多く、必要なら弾くって感じ。
ホント「そこにあるべき音」だけを選んで弾いているなぁと。
この辺は実に見習いたい部分でありますw

そんなこんなで、使えるもの(声質・音色・キャラクター等々)はすべて使い、それらをパズルのように組み替えて楽曲を創り上げている。
言うなれば

「発想の天才」

一人の天才がいるバンドというものは時に暴走し、エゴイズムの押し付けなどの原因で場合によっては空中分解してしまうことが多々あるが、
「ドラムが姉」という状況がそれをも防いでいるのかもしれない。
天才の行動を血で理解し、暴走を鎮めつつメンバー間の潤滑油となれるのは「姉」じゃなければ出来ないことなんだろうな。

と勝手に思っている。

七月にニューシングルが出るそうなw
今から楽しみだ。

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